若年者の脳卒中について

カウンセリング

主な症状と治療法

脳神経外科で対応する病気に脳動静脈奇形があります。遺伝ではなく先天性疾患の1つで、症状としては脳内の動脈と静脈が毛細血管によらず直接つながり、さらにこの部分がとぐろを巻いたナイダスと呼ばれる塊になっていることを指します。脳動静脈奇形は若年層、主に20〜40代の人が脳卒中を起こす原因としても知られ、大きな理由として、正常な血管に比べ壁が破れやすいことがあります。具体的な症状としては、出血・無症候・痙攣・虚血などがあり、中でも出血は最も多い割合になっています。脳動静脈奇形の検査では、画像検査や脳血管造影による方法が用いられます。CT、MRI・MRA、カテーテル検査が用いられ、治療方法には開頭による脳動静脈奇形摘出、ガンマナイフ(定位放射線療法)、血管内治療(塞栓術)、経過観察の4つがあります。治療方法は症状に合わせて選択が行われており、例えば、開頭とガンマナイフによる方法は根治が可能な方法になります。また、血管内治療のみの場合では脳動静脈奇形全体の10%程度が根治できるとされており、塊部分の大きさや形によっては複合治療が用いられています。医療機関では治療方針を定め、ここでの内容に沿って治療を行います。流れとしては最初に受診があり、診察や画像診断への説明があります。次に約1週間程度の検査入院を行い、MRI・MRAやカテーテル検査、血液検査や心機能検査などを受けます。ここでの結果から治療方針が検討され、治療後には外来受診による経過観察が行われます。因みに手術の場合には10〜30日程度を要し、ガンマナイフでは3日程度かかることになります。

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